作成 2012.11.16
更新 2012.11.16
Linux で実行優先度を指定してコマンドを実行する
nice
nice コマンドはプロセスの実行優先度を指定した状態でプロセスを開始できる。
実行優先度は root 権限の場合は -20 から 19 まで、ユーザー権限は 0 から 19 まで指定可能。
数字が大きいほど優先度が低い。
CentOS の場合は coreutils パッケージにあるためたいていインストールされている。
$ nice -n 19 コマンド
renice
renice コマンドは実行中のプロセスの優先度を再設定できる。優先度は nice コマンドと同じ。
ただし、ディスクI/Oの優先度は変わらない。
CentOS の場合は util-linux パッケージにある。
$ renice +1 -p プロセス番号
ionice
ionice コマンドはプロセスのディスクI/O優先度を指定してプロセスを開始または変更できる。
実行優先度は -c オプションで 1: Real Time, 2: Best Effort, 3: Idle が指定でき、-n オプションで 0 から 7 が指定できる。数字は大きいほうが優先度が低い。
ユーザー権限では Real Time が指定できない。Idle も指定できないことがある。
CentOS の場合は util-linux パッケージにある。
$ ionice -c 2 -n 7 コマンド
$ ionice -c 2 -n 7 -p プロセス番号
サンプル
ユーザー権限の最低優先度で実行
$ nice -n 19 ionice -c 2 -n 7 コマンド
タグ: Linux

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